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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第89章 帰還1
そして、愛おしい名を呼んだ。
「裕君・・・・。」
夫は身体を起こすと、ゆっくりと近づいてきた。
藤本さんも私から離れ、かおりさんの元へゆく。
二人の男達は笑みを交わし、互いのパートナーの元へ帰っていった。
秋生さんと新藤さんも同じように、すれ違っている。
「映見・・・・。」
裕君の腕が伸び、私の頬を撫でる。
「裕君・・・。」
自然に重なった唇が、私の声を飲み込んでいく。
私は仰向けになり、夫の体重を嬉しく感じながら背中を抱きしめた。
二人の舌が互いを求めるように絡み合っていく。
(裕君・・・裕君・・・。)
涙があふれ、夫と私の頬を濡らす。
戻ってきた温もりが嬉しかった。
「映見・・・好きだ・・・・愛している・・・。」
囁きを心地良く繰り返してくれる。
「映見・・・・映見・・・愛している・・・・好きだ・・・。」
何度も何度も。
「好き・・・・裕君・・・大好き・・・。」
私も繰り返す度に、ギュッと愛しい背中を抱きしめる。