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リーファ
第1章 あたしも着てみようかなあ

そう言いながらリズベットが持っていたドライヤーにつないだコードを延ばした。その先端を明日奈が握る。電源を入れた。
「ちょっと待ってください!そんなもの近づけられたらわたしおかしくなる」
「安心して。わたしも同じだから」
「同じならやめてくれても…………」
いう間もなく三人の女は頭を丸坊主にされた。明日奈も鏡の前でバリカンを握り、自分の頭を丸める。リーフの髪型を再現させてみるのだ。「うわあ、すごい似てる。あたしも今度やってみよっと」
明日奈も丸坊主にした頭を振った。そして満足そうな顔で言う。
「これでみんな平等になっちゃったわね。これでいつでも一緒よ」
シリカ「あ~、頭が涼しいですぅ」
リーフ「わたし、もう外に出ていけないかもしれません」
リズ「なんでこんなことするかな? まったく明日奈さんたら、ヘンタイだよな~」
翌日 リズベッドは昨夜の記憶がない。夢を見ていたような気がするのだが………… 目を覚ますとそこは見慣れない部屋であった。だがすぐに記憶を取り戻した。
ここはリーファの部屋だ。どうやらリーファに呼ばれて来たのだがいつ
の間にか眠っていたらしい。
起き上がると隣で寝ていたシリカが寝返りを打った。
「ううん……リズさん、おはようございます」
「ごめん、起こしちゃったかな?」
「いえ、大丈夫です。それより、今日は学校休みなのでもう少しゆっくりしましょう」
「そうだね。でもリーファはまだ来てないみたいだけど」
「まだ二時すぎですからね。キリトさんとどこかに出かけていらっしゃるんじゃないでしょうか」
「そっか。じゃあお昼ご飯の準備しておくよ」
「ありがとうございます」
「あ、それとさ、リーファーに頼まれたんだけど、あの剣を持ってきてほしいって」
「わかりました。あとで持っていきます。でも、その前にもう一眠りしますね」
二人は再び横になった。
「おやすみなさい」
「うん、おやすみ」数時間後、明日奈はようやく目覚めた。
「ふああ。よく寝た」
ベッドから降りようとしたとき、何か柔らかいものに足を取られて転びそうになった。
「ひゃあっ」
慌てて体勢を立て直すと足元を見た。シリカが抱きつくように眠っている。
「あらまあ」
ケットシーは猫妖精である。耳と尻尾を除けば人間とほとんど変わらない姿だ。明日奈はそーっとシリカを引きはがすとベッドから降りた。
「うーん」
「ちょっと待ってください!そんなもの近づけられたらわたしおかしくなる」
「安心して。わたしも同じだから」
「同じならやめてくれても…………」
いう間もなく三人の女は頭を丸坊主にされた。明日奈も鏡の前でバリカンを握り、自分の頭を丸める。リーフの髪型を再現させてみるのだ。「うわあ、すごい似てる。あたしも今度やってみよっと」
明日奈も丸坊主にした頭を振った。そして満足そうな顔で言う。
「これでみんな平等になっちゃったわね。これでいつでも一緒よ」
シリカ「あ~、頭が涼しいですぅ」
リーフ「わたし、もう外に出ていけないかもしれません」
リズ「なんでこんなことするかな? まったく明日奈さんたら、ヘンタイだよな~」
翌日 リズベッドは昨夜の記憶がない。夢を見ていたような気がするのだが………… 目を覚ますとそこは見慣れない部屋であった。だがすぐに記憶を取り戻した。
ここはリーファの部屋だ。どうやらリーファに呼ばれて来たのだがいつ
の間にか眠っていたらしい。
起き上がると隣で寝ていたシリカが寝返りを打った。
「ううん……リズさん、おはようございます」
「ごめん、起こしちゃったかな?」
「いえ、大丈夫です。それより、今日は学校休みなのでもう少しゆっくりしましょう」
「そうだね。でもリーファはまだ来てないみたいだけど」
「まだ二時すぎですからね。キリトさんとどこかに出かけていらっしゃるんじゃないでしょうか」
「そっか。じゃあお昼ご飯の準備しておくよ」
「ありがとうございます」
「あ、それとさ、リーファーに頼まれたんだけど、あの剣を持ってきてほしいって」
「わかりました。あとで持っていきます。でも、その前にもう一眠りしますね」
二人は再び横になった。
「おやすみなさい」
「うん、おやすみ」数時間後、明日奈はようやく目覚めた。
「ふああ。よく寝た」
ベッドから降りようとしたとき、何か柔らかいものに足を取られて転びそうになった。
「ひゃあっ」
慌てて体勢を立て直すと足元を見た。シリカが抱きつくように眠っている。
「あらまあ」
ケットシーは猫妖精である。耳と尻尾を除けば人間とほとんど変わらない姿だ。明日奈はそーっとシリカを引きはがすとベッドから降りた。
「うーん」

