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リーファ
第1章 あたしも着てみようかなあ

「それじゃ今日は一日ゆっくり休んでろよ」
「はあい」
リーフはリーファの部屋を出ていった。それを見送ってから、キリトはベッドに腰掛けた。
「まったく、無茶をするから」
「だって、あの子ったらしつこいんだもの」
「まあ、元気になって良かったけど」
リーファの頭を撫でながらキリトは言った。
「ねえ、またお昼ご飯作ってくれる?」
「もちろん。何食べたい?」「うーん、そうだな。オムライスがいい」
「了解」
明日奈は笑顔を浮かべると、ゆっくりと唇を重ねた。
終章 その二日後、サラマンダー領にある大空洞の最奥部に到達した。そこには巨大な扉があった。その前でリーファが言う。
「これが魔王の間への入口なの」
「じゃあさっさと開けようぜ」騎士ポールが急かすように剣を構えた。だがリーフが止めた。
「待って。中に誰がいるかわからない。まず私が行く」
そして扉を開けた瞬間、部屋の中から強烈な風圧が発生した。
「きゃっ」リーファが飛ばされそうになるのをキリトとアスナが支える。
中に入ると、そこは直径五十メートル程の円形空間で、床の中央がぽっかりと開いていた。その底からは青白い光が放たれている。「ここは……?」キリトが呟く。
「最下層のコア・エネルギールームよ」リーファが答えた。
「この下はどこに繋がってるの?」
「世界樹の根の内部に広がってる世界、アルヴヘイムの中心都市アーガテルよ」
「そこに行けばテシアに会えるんだね」
「そうね。でも……」リーファは視線を泳がせた。
「でも?」
「…………」「…………」
二人は同時に口を開いた。
「え、あ、キリトからどうぞ」
「え、あ、うん。じゃあ遠慮なく。俺は……その……スグと別れたくない。俺にとってお前は……ただの妹じゃないから。その……恋愛対象として見てるかっていうと、正直よくわかんないんだけど……でもお前と一緒にいるのは楽しいし……だから……その……もしお前が良ければ……付き合って欲しいなって……」
「えっと……つまり?」
「その……好きだよ。スクール水着」
「お兄ちゃん……」
リーフはキリトに歩み寄ると、そっとキスをした。
「えへへ、私も大好きだよ」
「あ、ああ……」
キリトの顔が真っ赤に染まった。
「ちょっと、キリト君、リーフ、二人とも何をやってるのよ!」
明日奈は二人の間に割って入った。リーフはキリトから離れると言った。
「はあい」
リーフはリーファの部屋を出ていった。それを見送ってから、キリトはベッドに腰掛けた。
「まったく、無茶をするから」
「だって、あの子ったらしつこいんだもの」
「まあ、元気になって良かったけど」
リーファの頭を撫でながらキリトは言った。
「ねえ、またお昼ご飯作ってくれる?」
「もちろん。何食べたい?」「うーん、そうだな。オムライスがいい」
「了解」
明日奈は笑顔を浮かべると、ゆっくりと唇を重ねた。
終章 その二日後、サラマンダー領にある大空洞の最奥部に到達した。そこには巨大な扉があった。その前でリーファが言う。
「これが魔王の間への入口なの」
「じゃあさっさと開けようぜ」騎士ポールが急かすように剣を構えた。だがリーフが止めた。
「待って。中に誰がいるかわからない。まず私が行く」
そして扉を開けた瞬間、部屋の中から強烈な風圧が発生した。
「きゃっ」リーファが飛ばされそうになるのをキリトとアスナが支える。
中に入ると、そこは直径五十メートル程の円形空間で、床の中央がぽっかりと開いていた。その底からは青白い光が放たれている。「ここは……?」キリトが呟く。
「最下層のコア・エネルギールームよ」リーファが答えた。
「この下はどこに繋がってるの?」
「世界樹の根の内部に広がってる世界、アルヴヘイムの中心都市アーガテルよ」
「そこに行けばテシアに会えるんだね」
「そうね。でも……」リーファは視線を泳がせた。
「でも?」
「…………」「…………」
二人は同時に口を開いた。
「え、あ、キリトからどうぞ」
「え、あ、うん。じゃあ遠慮なく。俺は……その……スグと別れたくない。俺にとってお前は……ただの妹じゃないから。その……恋愛対象として見てるかっていうと、正直よくわかんないんだけど……でもお前と一緒にいるのは楽しいし……だから……その……もしお前が良ければ……付き合って欲しいなって……」
「えっと……つまり?」
「その……好きだよ。スクール水着」
「お兄ちゃん……」
リーフはキリトに歩み寄ると、そっとキスをした。
「えへへ、私も大好きだよ」
「あ、ああ……」
キリトの顔が真っ赤に染まった。
「ちょっと、キリト君、リーフ、二人とも何をやってるのよ!」
明日奈は二人の間に割って入った。リーフはキリトから離れると言った。

