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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第12章 ロストチェリー
甘い一夜を過ごす健一たちとは逆に
昇と真美はぎくしゃくした夜を過ごしていた。
食事処から部屋に戻る途中で見かけた健一…
あれは絶対に甥と叔母の関係ではなかった。
いくら仲がよい親戚とは言え
普通は腕を組んで歩いたり
あんなにしっかりと手は繋がないものだ。
真美は聡子と健一の橋渡しをした関係で
このままでいいのかと葛藤していた。
なのに昇と言えば
部屋に戻るとすぐに抱きついてキスを求めてきた。
「昇、あんたは健一くんの事を気にならないの?」
「気にしたって仕方ないだろ?
じゃあ、何か、あいつらの部屋を見付け出して
どういう関係ですか?とでも聞きに行けっていうのかよ」
「そうじゃないけど…」
「まあ、気になることは気になるよな…」
ここでとやかく考えても仕方ないじゃん、
明日、学校の休み時間にでも聞いておいてやるよ
だからさあ…
昇は真美の意識を
二人だけのこの空間に戻したかった。
後ろから抱きしめると
浴衣の襟元から手を忍び込ませて
胸を揉んだ。
「やめてよ!
あんたさあ、お風呂で中に出しちゃったでしょ?
妊娠したらどうするかとか考えているの?」
「妊娠したらかあ…
そりゃ二人の子供だから嬉しいさ」
「産めというの?
私たちまだ高一だよ?
どうやって生活していくつもりよ」
現実を突きつけられて
昇はここにきてようやくどうしようと悩み始めた。