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文芸部は放課後にエッチなことをします
第1章 1
「あー。疲れた」
高校三年生の玲奈がそう言ってソファに座り込む。
僕は文芸部の部室のテーブルに座ったまま、本を読んでいた。
「ねえ、あんたは受験勉強しないの?」
「文芸部は小説を読んだり書いたりするところだよ」
「知らないわよ。そんなの。顧問の村上のおじいさんなんて、来やしないじゃない。きっともう帰ってるわよ」
僕は小説をもくもくと読みながら、玲奈の言うことを聞いていた。
いや、正確には小説を読んでいるふりをしていた。