この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
体育館裏の木陰
第1章 二人の乙女の独白を聞いていたボクは思わず絶句してしまった
そして今度は妹を引きずって姉の死体に覆いかぶせる。その姿をスマホで撮影した。これで警察は姉妹喧嘩の末の殺人だと思うだろう。動かぬ証拠はスマホがとらえた。警察が到着し、妹が殺人の現行犯で逮捕された。私は事情聴取を受けた。その時、私は警察に言った。
「私は悪くありません。あの女が全部悪いんです。あいつらが私の全てを奪ったんです。私の大切な物を壊しました。私の人生を奪い去りました。私の全てをめちゃくちゃにしたんです。私は被害者なんですよ?信じてください!お願いします!私は悪くない!私は悪くない!!」

「あぁ、やっとだ。ようやく解放された。」

妹は獄死したが、今度は私に子宮頸がんが見つかった。末期だ。助からない。悪いことはできないものだ。「ねぇ、沙世子さん。」
「なんでしょう?」
「今更だけど私達を許してくれるかしら?本当に申し訳ないことをしてしまったわ。」
「もういいですよ。それにもうどうでもいいです。」
「そう、ありがとう。」
「いえ、貴方がせいぜい苦しみぬいて死ねば本望です」「……そうね。」
「……はい。」
「……そういえば玲奈ちゃんはどうなったのかしら?確か……玲奈ちゃんも死刑になったのよね?」
「えぇ、玲奈は死にましたよ。」
「あら、そうなのね……。」
いびつな恋愛は天が粛清するのだ。男女和合の自然法則に逆らってはいけない。異常性愛は淘汰されるのだ。「まぁでも仕方ないか……玲奈ちゃんは玲奈ちゃんだし……。」
「でも、玲奈ちゃんもかわいそうだわ。あんなひどい仕打ちを受けて、その上死んでしまったなんて……」
「それもこれもあなたが結婚してくれないのが悪いのよ?」
「そんなことを言われてももう何もかも遅いわ。私、死ぬの」
「自分だけ死んで逃げるなんてずるい」
沙世子は泣き出してしまった。「私はもう嫌なの。こんな狂った世界。こんな狂った学校。こんな狂った姉妹。もう沢山だわ。私にはもう耐えられないのよ。もううんざりなのよ。」
「私達と一緒なら平気よ。」
沙世子は錠剤を取り出した。そして十錠ほどコップの水で飲み下すと大量に嘔吐した。そして喉を詰まらせて窒息死した。場所は変わって玲奈の部屋。玲奈は遺書を書いていた。
(遺書の内容)「みんなごめんなさい。これしか方法がなかったの」
/15ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ