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大学入試に落ち続けたので、彼女に慰めてもらった。
第1章 受験失敗
当時黒木隆史18歳は大学入試を受けていたが……
「えーと、俺の名前は・・・ない……」
「あんなに勉強したのに……」
「美香に電話しよう」
「美香、俺だ」
「隆史? どうしたの?」
「落ちた」
「えっ?」
「受験に」
「残念だったわね。来年また頑張れば?」
「慰めてくれないの?」
「まだ、チャンスはあるわよ」
そして、翌年。
「えーと、俺の名前は・・・また、無い……」
「俺、ダメかも……」
隆史は美香に電話した。
「はい。隆史?」
「美香、俺もうダメだ……」
「どうしたの?」
「また、落ちた」
「・・・」
「もう、無理だよ。今から、美香の家に行って良いか?」
「えっ? うん、良いけど……」
「えーと、俺の名前は・・・ない……」
「あんなに勉強したのに……」
「美香に電話しよう」
「美香、俺だ」
「隆史? どうしたの?」
「落ちた」
「えっ?」
「受験に」
「残念だったわね。来年また頑張れば?」
「慰めてくれないの?」
「まだ、チャンスはあるわよ」
そして、翌年。
「えーと、俺の名前は・・・また、無い……」
「俺、ダメかも……」
隆史は美香に電話した。
「はい。隆史?」
「美香、俺もうダメだ……」
「どうしたの?」
「また、落ちた」
「・・・」
「もう、無理だよ。今から、美香の家に行って良いか?」
「えっ? うん、良いけど……」