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VRの罠(汚された愛と勇気の戦士達)
第3章 潜入
(ど、どうしてぇ・・・?)

「お、俺よぉ・・・ずっとお前の事が好きだったんだぜぇ・・・・。」

コオロギが愛の唇を奪おうと、顔を更に近づけてきた。

「いやっ・・・・いやぁ・・・・。」

必死になって振りほどこうとする愛は、ボロボロと涙を零している。

「助けてぇ・・・徹君・・・・。」

愛する男を呼ぶ。

恋人の顔を浮かべると不条理な感覚も消えていく。

しかも唇は二人だけの聖域なのだ。

これだけは絶対にイヤだった。

誰にも汚されたくない。

「あふぅ・・・ん・・・んんん・・・。」

ユカがアンパンとキスをしている。

あれ程嫌っていたのに。

まるで恋人のように、愛おしそうに舌を絡め合っている。

「いやっ・・・いやっ・・・・。」

愛は否定する。

自分だけは裏切るものか。

(そうよっ・・・・私は徹君だけのもの・・・・。)

愛の瞳に力強さが蘇る。

その表情は純粋な正義の戦士に戻っていた。

「早く・・・早く、助けに来てぇ・・・・。」

男を待っている。
愛おしい恋人を。

「助けを待っても無駄さぁ・・・・。」

コオロギの生臭い息がかかる。

まさに唇が触れようとしたその時、爽やかな声がした。
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