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近くて遠い
第3章 父の残したもの
「買い物、行くね。すぐ帰ってくるから。」


このままじっとしていたら、どうにかなってしまいそうで、すかさず着替えて靴を履いた。


そして、何故だか分からないけど、私は雨も降っていないのに、立て掛けてあった傘を掴んで寒い外に出た。


そのあと、私は近くのスーパーに行き、久しぶりに肉を…といっても合挽きでお買い得の挽き肉を買った。



久しぶりのハンバーグ、きっと喜ぶだろうな…。




隼人の顔を思い浮かべながら、傘とスーパーの袋を持って歩く。



いつもと違うのは、ちょっと多めにお金があるということだけなのに、それが堪らない安堵を私に与えていた。




父が家を突然出ていってから半年。



元々身体が弱かった母はその事でより体調を崩し、うちに残ったのは父がギャンブルで膨らました借金だけだった。
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