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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第4章 満員電車
『フフフ・・・・・』

男の目が笑っている。

おぞましさに少女の瞳は大きく開いていた。

『おほぉ・・・・おんん・・・・』

強引に入ってきた舌が、圭子の口の中で暴れまわる。

『んぐっ・・・・んっ・・・。』

苦しさで吐きそうになる。

(い、いやぁ・・・・・)

両目から溢れた涙が頬を伝い、流れていく。

男の口がそれをすくい、圭子の舌に絡ませてくる。

新たに加わった味が、奇妙な感覚を浮かび上がらせる。

男の唇の柔らかさを、今更のように意識し始めていた。

『むぅ・・・・・ぐぅ・・・・』

頑なに閉じようとしていた唇から力が抜け、相手の侵入を許し始めている。

むず痒い興奮が少女を包む。

(いやっ・・・・こ、こんなぁ・・・・・?)

思いに反して、夢の中で圭子は変わっていく。

まるで自分を裏切るように。

長い睫毛が両目を覆う。

うっすらと閉じた眼差しは、ウットリとした表情に見える。

『ん・・・・ふぅ・・・・ん・・・・・・』

自らも求めるように舌を絡めていったのだ。

あんなに嫌だった生臭い味が、別なものに思えてくる。
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