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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第5章 匂い
「キャッ・・・・」

ガクンと大きく揺れて、圭子はドアに強く押し付けられた。

身動きも出来ない状態で電車が発車した。

(ああっ・・・・そ、そんなぁ)

ゆっくりと流れ出すホームの風景を、少女は切ない気持ちで見ている。

次の駅に停車するまで、決して降りる事が出来ないのだ。

そして圭子は思い出した。

この列車は通勤快速で、終点までノンストップである事を。
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