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朝の日課
第1章 通勤電車 
彼の中指は迷う事無くわたしの淫豆に触れた。

それだけで、わたしは喘ぎそうになる。

牝が匂い立ってくる。

でも、周りに知られてはならない……


わたしと彼だけの秘め事なのだから……


彼の指先が動き出す。

わたしの淫豆をクロッチ越しに擦り始める。

クロッチの段差が淫豆を甘く刺激する。

わたしは手擦り棒を握り締める。

彼の淫茎でもあるかのように……


でも、わたしは彼を見た事はない。口をきいた事もない。

彼もわたしの後ろ姿しか知らない。

触れ、触れられだけの関係なのだ。

それ以上は求めないし、なりたいとも思わない。


何時もこなす、朝の日課なだけなのだ。


彼の指先が、淫豆を忙しなく掻き続ける様に蠢き出す。

絶え間のない甘い刺激が脊髄を通って全身を駈ける。

わたしの淫溝は堪え切れずに溢れ出す。

内腿を滴っているのが分かる。

滴りが彼の手を濡らしているのも分かる。


……もっと、もっと激しく!


……もっといやらしくさせて! 


……牝に変えて!


わたしは心の中で叫んでいる。







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