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好きになってくれてありがとう
第2章 休日デート?


「もう私も30歳です。後輩もたくさんできました。
たくさんのお客様とも接することができました。それは私にとってかけがえのない経験をたくさんすることができたんです。

そんな経験を後輩たちにもさせてあげたいと思います。」

「それは…受付業務から外れたいと?」

「受付業務は好きです。でもそれが総合受付ではなくてもできることです。」

「それは各フロアの受付に変わりたいと?」

「受付が足りているのなら他の仕事でもいいと思ってます。」


部長は少し考えさせてくれと言った。

もし他の仕事もないなら転職しようかな、なんて小さな声で言っただけなのに部長は聞き逃さなかった。

「仕事辞めるのか?!!」


そんな驚くことかな。転職するならもう年齢的にもそろそろだと思うし…


「なら専業主婦は?」

は?何言ってるのこの人…



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