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好きになってくれてありがとう
第3章 プロポーズ



たまたま家電を見に行った家電量販店に部長が居たこと、ランチして水族館に行ったこと

そしてプロポーズされたこと。


「藤堂さんすごいね。そんなに理恵の事好きならあんなクソ男から奪っちゃえばよかったのにね!」

確かにすごいと思う。


「でもさ、あの人ってかなりモテるはずでしょ?なのに告白されてたとかは聞いたことあるけど彼女がいるとかそういうの聞いたことないよね?

それだけ理恵のこと好きだったのね。」


唯はそう言った。
確かに聞いたことない。

そんなに私のことが…なんて自惚れてしまいそうだった。


「ほら、あんなヤツ忘れてさっさと部長の胸に飛び込んだら?
トロトロしてたらあっという間に他の人にはとられていき遅れちゃうよ。」

唯は遠慮なく思ったことを口にしていた。
ま、そんなところが気を遣わなくて一緒に居てラクだったりする。


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