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好きになってくれてありがとう
第4章 元カレ襲来



「お願いだから帰って。」


もう顔も見たくないというのが正直な気持ち。
自分が好きで出ていったんだから都合よく戻ってきて話なんてしたくない。

「私は…あんたはどうだったかわからないけど、私は好きだった。

なのに自分はよそで女作って。

しかもそっちでも避妊してなかったの?
私はあんたがそういうだらしないとこらがあるなら自分で避妊するしかなかったの。
それなのにあんたは一回もしなかった。

それに家事はしたことあった?
いつも飲みに行って帰ってきたりご飯行ったりするだけ。家のことはすべて私がやってたの。

あんたはいつも自分のことしか考えてない。
人の気持ちなんてまったく考えてないからそんなことができるのよ。

私の事を少しでも理解できるならもう来ないで。」



別に改めてもらおうなんて思っていないけど、今の私の気持ちを聞いたら分かってくれるはずだと思った自分がバカだと思い知らされる。




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