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好きになってくれてありがとう
第6章 上司と同居


食事を終え食器を洗おうとすると部長は私を押し退け洗い始めた。
作ってもらったから片付けをしようとしたのに座っていろと言われてしまった。


「疲れただろ?俺はソファーで寝るから寝室行って休んでたら?」

疲れているのは部長のはず。
私は今日休みだったけど部長は仕事だったから。

私がソファーで寝ると伝えるのにダメだとまた話し合いは平行線だ…


「なら一緒に寝るか?」

「え?」

「それが嫌ならあっちで寝ろよ。」



同じベッドで寝るなんて恥ずかしすぎる。
ましてや上司と部下なわけだし。

「俺は全然いいけどな。」

予洗いした食器を食洗機の中に次々と入れていく部長。
今の時代食洗機という便利なものがあるから洗い物も早く終わる。


「どうすんの?」

「い、一緒に…寝ます。」

二人でリビングで寝るわけにもいかず私は一緒に寝ることを伝えると部長は固まってしまった。


「部長…?」

何かまずいことを言ったのか不安になりながら部長の方を見た。


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