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契約的束縛・過ぎ来し方(すぎこしかた)のメモリー
第3章 メモリー仁科

「盟主であることには変わりありません」
「言われてもなにもしませんよ私は、いえ出来ないそれが真実。繋がりを殆ど絶ってしまっている私では力を施行することすら出来ないんです」
「ですが血の補給さえあれば」
「人一人の血をいただいてドイツに居た頃の三割弱それも長くは持たない、それくらいの自覚はあるつもり。ですから力を使わずこれでいいんです」

ドイツから離れれば離れるほど私の力は弱くなってしまう、これは力を封じる前から同じ。そこに力を封じてしまい私が使えるのなど微々たる程度、役に経つかどうかも怪しいほどしか私の力はない。血の補給をしてもそれは変わらず、ルークに盟主と呼ばれて渋い顔をするほどにはなにも出来ないんですよ。ルークはそれを理解しているのか? 心を隠してしまったルークでは私ですら完全には読めない、ですがこれだけは譲れないと私は思う。

「ルークあなたも一緒に日本に来なさい」
「自分が行ったところで盟主のお役に立てることはあまり……。ロシアのほうが理があると思われます」
「利害の問題ではありません、私が来てほしい……いけませんか?」
「…………」
「ルーク」
「分かりました日本に行きます」

なにかを考えたようだが日本行きには一応同意を示した、こうして私はルークと共に日本に行くことになる。
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