この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
契約的束縛・過ぎ来し方(すぎこしかた)のメモリー
第3章 メモリー仁科

「新しいなにか、それがあれば僅かながらでも介入は出来ますが……」
「資料の補足事項にありますが、別の者が日本でclubを開く動きはあります」
「別……」

東条の方は読み飛ばし件の補足資料に目を通す。まだ確定事項ではないが確かに中央からclub設立を認められているのか一件ある。

「桜澤霧斗、中央第六階級の日本人。ですが経歴から見て日本ではないアジアの国産まれで内戦参加、また面白いのが居ましたねこれは」
「その国で解放戦線のリーダーを務めたのをCross selsが目を付け引き込んだ、そう記載がありました」
「数年で第六階級とはかなり裏というものも理解している様子」

そう簡単にのし上がれる中央でもない、だというのにたかが数年で上位階級とはどれたけ蹴落として来たのやら、でも興味を惹かれる桜澤霧斗という男に……。

「上手くclubを開かせませんかね?」
「それが人選に異常なほどの時間を掛けている、これは噂になります」
「噂になるほどでしたら動いてはいるんでしょう……介入出来ますかルーク?」
「やってみます」
「そして私も日本に行きます、本部が動いているのであれば安全、そうですね?」
「それは! ……はい」
「慣らしたいんですよ私も、この仁科悠人という姿と日本人に。香港で思いましたが金髪姿ではアジアン圏で活動するのは厳しいんです、私の性格に起因するものもあるでしょうが」
「そこまでですか?」
「予想以上に苦戦はしてます」
「盟主が……」
「私がなんでも出来ると思っているんですか? 私とて人に混じれば他と同じ、特に全てを封じた今は」
/64ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ