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契約的束縛・過ぎ来し方(すぎこしかた)のメモリー
第3章 メモリー仁科

「仕事はチームプレイだ、協調性なく上手くいく仕事なんてない。そして仕事仲間だろ? そういうのは腹を割って話すのが一番いい、これは時と場合にもよるがな」
「私の身勝手が上手くいかなかった理由なんですね、あなたに言われて漸く理解したと思います」
「他人もいいもんだろ? まあ本気で話せる相手が居るのが一番だが」
「悲しいですが今は居ませんね、でもいつかは見付けたい」
「それが分かればいいさ、俺もお節介が過ぎたが」
「いえ、聞いて下さって感謝します、私一人ではまだまだ悩んでいたそう思いますので」
「そうか……」

タバコを消して男性は私から離れて歩き出す。

「協調性、忘れんなよ」
「えぇ……」

最後にひとこと言い振り向くことすらせず男性は去ってゆく、何事もなかったように……。いや、あの男性にはなにもなかったという認識なんでしょう、たまたまそこに居たから話掛けたにすぎない。
だが私の心は男性が残した言葉を嚙みしめて本当に自分の進みたい道を考える。先ずは嫌う支部に歩み寄ってみよう、階級持ちもそうですがあの最新鋭システム……活字派の私は近づくことすらしていなかったのだから。
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