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契約的束縛・過ぎ来し方(すぎこしかた)のメモリー
第4章 メモリー本郷

このジムに来てから一ヶ月ほど経過した。だが護身術のほうはやらせて貰えず毎日筋トレばかり、それが必要だとは理解はしているが俺がやりたい事の説明すらないのは少々不安を煽る、そうだろ? 護身術をやりたくてここに来たんだから。

「ふ……んっ!」

元々の基礎があったせいか筋トレのほうは順調に進んでいる、まだ完全ではないが現役に近いくらいに筋肉量も増え早朝にジョギングを追加したほど躰は軽い。このジョギングがその後何年も日課になっていくのは俺だとて知らんこと、今はただやりたい事に向かって鍛えているに過ぎない。

(いつになったら本命が出来るのか……)

入院していた日々の中で一つだけ思い付いたことがある、それは自衛官にならずとも人を守ることが出来ないだろうか……と。
病院という場所なので深くは調べられないが、俺なりに出来る限り調べてはみたんだ。ひとくちに守ると言ってもその幅は広い、医療・弁護士・警官・カウンセラーなんかも守るの範囲内、では俺が出来ることはなんだ? そう考えるようになり、だが防衛大を辞めた俺が国家公務員になるのは難しく、今更医者のような医療系は無理がある。
じゃあ残るのはなんだ? 俺にあるのは鍛えたこの躰くらいなもの、それを有効に使う仕事となれば数は限られるが面白そうだと目に付いたものはあった。

「本郷少しいいか?」
「…………あ、はい十河さん」

考え事に耽り人がこんなに近くまで来ていることに気付かないをは俺もまだまだか……いや通して見るにこの十河さんという男はあまり気配を感じさせない気がする、それが護身術の賜物なのかは計り知れないが。
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