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縛られたい
第10章 甘い夜〜まりあ
夕食は仲居さんがお給仕をしてくださっての懐石料理だった。

阿部さんはビール、そして日本酒を飲みながらのんびりお箸を進める。

私はちょっとだけ日本酒を頂いて、
その後はお茶に替えて貰って、
盛り付けや味付けを楽しみながら美味しい食事を堪能した。


食休みをしてから、
2度目の貸切の温泉に向かった。


露天風呂の岩風呂だったけど、
腰の辺りまでお湯に浸かりながら、
のんびり星や月を眺めて過ごした。


「真人さん、お酒飲んでるから、
長く浸かってるの、
身体に良くないですよ?」と言うと、

「そうだよね?
なんか、たいして飲んでないけど、
ちょっと酔っ払ってるかな?
まりあさんに酔ってるんだね?」と言って、
額にキスしてくれる。


「家でも一緒に風呂に入りたいな」


「えっ?」


「それでさ、
のんびり色々な話をする。
その日にあった、ちょっとしたこととか…」


「でも…優斗くんとかゆりあさん、
嫌なんじゃないかな?
お父さんと新しいお母さんが、
一緒にお風呂に入ってるとかって…」


「そうかな?
喧嘩したり、罵り合ってるんじゃなくて、
仲良くしてるのなら、
むしろ嬉しくないかな?」


「お父さん、取られたって、
ヤキモチやくかも?」


「まりあさん、取られたって、
ヤキモチやかれるかもな」と笑う。


「でも、俺、
毎日キスもハグもしたいな。
歩く時は手を繋ぎたいし、
今は仕事も一緒だけど、
どっちかが出掛ける時は、絶対に見送り合いたいし、
帰って来た時も出迎えたいよ?」


「じゃあ、着物着て、
三つ指ついちゃいますか?」


「えっ?
ダメだよ。
色っぽ過ぎて、鼻血出るもん」


「ヤダ。
嘘ばっかり!」


「ホントだよ。
今日の浴衣姿だってさ、
もう、押し倒したくてしょうがないもん」


「じゃあ、お部屋に戻って押し倒して貰おうかな?」と笑うと、
唇に軽くチュッとキスをしながら、
「ここ、痛くない?」と、そっと両脚の間を指先で触れた。


「ちょっとだけ、
ヒリヒリしてるかも…」と言うと、

「壊しちゃうといけないから、
今夜はもう、やめておこうね?
その代わり、いっぱいキスしたいな?」と言って、
そっと抱き締めてくれた。

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