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艶めくときは
第1章 熱
ふたりの滴り落ち雫が
厭らしく光る
艶めく裸体は激しく抱き締められ
乱れ
啼き
上り詰め
果てたのに
無かったように
しどけなさを
はぎとるおまえ
遠くに流れているのは
ランバダ?
冷えたビールを飲みながら
おまえは軽くステップを踏む
纏っているのは
その曲だけ
煽るように近づき
誘うように後ずさる
謳うように腰をくねらせば
俺の熱量はおまえの愛蜜を求め
そそり立つ
後から抱き締め
首筋を舐める
強気なおまえの
崩れる瞬間
互いの熱を擦り合わせ
欲情の時の中に
濡れ堕ち
溶け合う
おまえとおれ