この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
艶めくときは
第4章 なにかを吐き出す……自分の姿
いつ頃までだったかな

雲に乗れたらとか
星を掴めたらとか
月に行けたらとか
そんな可愛い事考えていたのは
空想するだけでワクワクしていた
懐かしい風景がぼんやり浮かび
懐かしい空気が薄ら香ってくるよ

そう言えば
風になれたら…… 
とは想わなかったな
何故だろう

雲に乗る私
星を摑む私
月に行く私

そこには私が見えている
意気揚々とした私の姿がある
きっと幼い私にも高揚感は判ったに違いない。

風に為った私は 
姿形が見えない

そこに存在してない私

それが悲しかったのか 
それが怖かったのか 

失う事を何回も
経験していくうちに
実体が無くなるとは
この世から消えること

仕方のない
自然の摂理の……場合もあるし
そうではない……場合もある

出来るだけ前者でありたいと願う

今はまだ

先延ばし先延ばし

風にはならない私
/20ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ