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女たちは生きる
第10章 爽
 矢島の口からクチュクチュと水音が流れ出す。
吸われたり、甘噛みされて
爽の秘所が痺れてくる
「可愛い~ 爽……もっと、もっと喘いで良いんだよ……」
 ああ~んん~腰が動くの~欲しい……
あっ!指が入ってきた~
もう~駄目!中を掻き回されて、
何度そこを擦られたか、愛液が溢れ出している 
少しお腹に力が入ると……流れ出るのが判る。
 
 爽は焦れったさと、押し寄せる快感に
「ゆき!欲しいの!早く来て……」
「やっと名前言ってくれた!ゴム付けたからね。なんてエロい顔してるの?うん?」
 矢島は正常位から抱き起こし
騎乗位にすると、爽は徐々に恥じらいを捨て快感を貪り始める。
その様子に見惚れている矢島。
 爽の激しくなった動きがその時を教えている……
矢島自身の上り詰める熱い快感が白濁を吐き出させる。
 ふたりは果てる……

爽はそのまま矢島の上に倒れた。
 
 矢島は優しく背中を撫で、

「よかった?爽?綺麗だったよ……」
「恥ずかしい~でも……気持良くて……素敵すぎる~ゆきのエッチ」

「安心した。恋人合格ですか?」
「もう~ゆきの全部がすきでしゅ」
「おや~そうでしゅか~」

 矢島のキスの嵐!キスキスキス!

「シャワー浴びる?」
「面倒くさ、でも後で後悔するから入ろうかぁ」
 結局お風呂でもイチャイチャして幸せいっぱ!仕方ないよね……
 
 好きになってしまったの。君を!

 ときめいた人が大学生だった。

 先の事は判らない。
……判っている事は、見つめ合い
……抱き締め合いながら……
柔らかなこの時の中で微睡んでいる私たち。

「爽?時は止まらないけど……
これからは俺と歩いて行こう。
今夜俺は、爽のすべてをこの腕の中にしまったよ」

爽は微笑み唇を塞ぐ。

 なんてキザな言葉を紡ぐの?
……君は格好良いよ……

……君を感じていたい……ずっとずっと、すっとね。

 いつかは、私の手を離し飛び立つと知っている。

 それでも今、私は愛しているの
君に首ったけなの!

 暫くは寄り添い、君の言うとおり
歩いて行かせてね。

 本当に幸せだって想う。

 だからね、いっぱいいっぱい、甘えさせて!

大好きだよ……ゆき

矢島久雪 二十一才 
大学三年生なんだ。

私の素敵な恋人!

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