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彼女に抱かれたい
第4章 彼を抱く
身体を起こして彼をねだると、彼も私と一つになりたいと答えてくれた。
既に彼の分身ははち切れそうな程怒張している。
もう私たちの間を遮るものは何もない。

私自身も彼を受け入れる準備は十分にできている。
私はたまらず彼と向かい合って跨り、彼の先端部分を自分の膣口にあてがった。

…くちゅ…

彼の先端部分がこすれるだけでも気持ちいい。
挿入前だというのに淫らな音が響いている。

目を瞑っていた彼は、突如我に返ったようにハッと目を見開いて、避妊具を付けていないことを私に訴え、私が望まない妊娠をしてしまうことを心配してくれた。
今の私が妊娠する可能性は皆無といって良いが、何も知らない彼はちゃんと避妊しようとしてくれている。

…あぁ…やっぱりサトシくんは優しくて、誠実で、純粋。
真っ直ぐに自分の欲望よりも私のことを考えてくれている。
そんなあなただからこそ…イジワルしたい。
快感に抗えず私の中に放つ瞬間の彼を視姦したい。
イケナイ事だと思ったまま、私の中に思いっきりぶちまけて!

「サトシくん…大好き。」

私は彼を見つめてキスをしたまま、一気に腰を下ろした。
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