この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
妻の弟の妻〜夫の姉の夫〜
第7章 崩壊
既に奥まで来ているはずなのに、さらに深く奥へと突き刺すようなピストンに、深く激しい快感が昇り詰めてくる。
恥骨と恥骨がぶつかる程に激しく、本能で互いを欲し合い、互いの欲望をぶつけ合い、快楽を貪る。
これ…これが欲しかったの。
獣のように私を求めるようなオスの猛々しさが欲しかった。
頭が痺れて思考が鈍る程の快楽をを噛み締めるように、私はシーツを強く握りしめ、顔を振り乱して嬌声を抑えられなくなった。
既に達している身体はさらなる絶頂へと誘われていく。
「はぁ…んんっ!好き…好き!
きもち…いいっ!もっと…もっとぉ!」
『華…綺麗だ…。
好きだよ…華。』
私を呼ぶ優しく低い声も絶妙な快楽のスパイスになる。
その声、身体、優しさ、悲しさ…全てが私の心と身体を溶かしてくる。
あなたの声すら子宮に響くほど愛おしいの。
こんなに狂いそうな程の快感、初めて。
だからこそ思ってしまう、究極のイケナイ事。
…先に出会いたかった。
…薄皮1枚も何も隔てることなく繋がりたい。
…1番奥で、あなたの欲望の塊を受け止めたい。
…子宮に届く程にあなたで一杯にして欲しい。
…あなたとの赤ちゃんを産みたい。
でも、その想いは叶うことはない。
1ミリにも満たない薄い樹脂によって、彼との距離を感じさせられる。
ならせめて、今、この瞬間だけでもいいから…もっと!
私だけを見て!私だけを愛して!
…そして私を壊して…。
頭が真っ白になるくらいに。