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彼と私の秘密
第2章 マンネリ打破
 今日はちゃんと抱いてくれるのだろうか? そもそも彼のモノは勃起してくれるのだろうか?
 ただでさえ最近お立ちが悪いのに、昨夜射精したばかりとなると、過度な期待は打ち砕かれるだけになってしまうだろう。
 それでも、昨夜自分がしてしまったことを反省して、積極的に行動してくれる彼にもっと色々して欲しいと期待は高まってしまう。
 期待と不安が交互に顔を出す。そんな中、彼も裸のまま思っていたよりも早くに寝室に入ってきた。
 普段長風呂なのに、今回は本当に私を優先してくれているらしい。
 ギシ……ギシ……。
 彼がベッドに上がる。買った当初は軋まなかったベッドも彼とセックスを繰り返すうちに、動くたび音を立てるようになった。マンネリ化しても仕方がない程には彼との関係も長くなったということだろうか。
 上に乗った彼は、私の首元にキスを降らし、舌を這わした。そのキスと舌は私の全身を這い回る。
 首から右手の甲に移り肩までゆっくりと進み、左手に移る。肩から鎖骨まで来るとゆっくりと膨らみを避けて舌が降りていく。脇腹やへその近くとキスを降らし舌を這わすと、彼は私の足を開かせてその間に座った。
 足を持ち上げられて先から付け根まで、焦らすような愛撫が始まる。
 全身くまなく愛撫されていくものの、敏感なところには触ってもらえないのに、声が漏れだして体が勝手にくねり始める。
 彼の舌が乳首を捉え、手が割れ目に伸びた。
 愛液の中に沈んだ指は動かずにGスポットを押すように軽く曲げられて、クリトリスを指先が撫でていく。
 舌を這わせながら彼が下りていって指が抜かれ、舌が割れ目に入り込む。
 クチュクチュと舌が中をかき回して、愛液が啜られる。
 卑猥な音を響かせながらいつもより長く、彼は割れ目を舐めていた。
「久しぶりにおもちゃ、使おうか」
 彼はそういっておもちゃをしまっている箱から、おもむろにディルドを取り出した。
 敏感になっている肌を振動するディルドが撫でていく。
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