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孫娘みーちゃんとの日々
第24章 みーちゃんシドニーに着く
 何事と、人々が音の方を一斉に見ると、

 立派な体格の青年が地響きを立てながら走って来る、

 み~~、み~、み~、みー、みーと叫んで少女に近づいてくる。

 少女の前で止まるとみーちゃんを抱きしめて「みー、みー」と尚も言う。

「グリズリーか」

 そして、抱かれながら、
「セミじゃないから、みー、みーと言うな」と腕を組んで言うみーちゃんを抱いてそのまま軽々と持ち上げた。
「降ろせ、降ろせ、グリズリー」と足をバタバタするみーちゃん。
「あんた、大学はどうしたの~、如何やって来たの」とマミーが呆れて言った。
 それを聴きながらグリズリーは、
「バスで来た。間に合って良かったよ。途中で時間が掛かって心配したけど」とみーちゃんの匂いを嗅ぐように顔を寄せた。人前でなかったら完全にチュウをしたに違いない。
「直ぐに、2時間掛かるから直ぐに帰らないといけないですキャンベラに。みーちゃんに会ったので帰ります」とダディに言って漸くみーちゃんをそっと降ろした。
 
 みーちゃんが首にしているムーンストーンを摘まんで、
「していてくれたんだね、これ」と言って、泣き始めた。

「泣くな、グリズリー」とみーちゃんは背中を撫でてやった。

 シドニー空港でのグリズリーとの再会は直ぐに終わったが、これから始まる新しい生活にふーと深呼吸するみーちゃんでした。

 離れの縁側。籐椅子に座って、
「つづくのかい,みーちゃん」とじじが言う。  ーおわりー
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