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ムッツリ最高
第17章 旅5 イキ狂う夜

 部屋に戻ると、和室の座卓の上には、大きめのお弁当箱と、吸い物碗とポットが置いてあった。



夕食を頼んでないからね。ルームサービスで、夜食を頼んでおいたんだ。

 彼は、部屋で浴衣に着替えながら、そう言った。

 そして着替え終わると、私を後ろから抱きしめ、首元に唇を寄せる。



鈴音の身体から、温泉の匂いがするよ・・・。



 あまりにも寛いだ声で彼が言ってくれるので、私は、さっき彼の言った「お仕置き」という言葉は、もうないことなのかと、安心するような、でも期待はずれのような気持ちになってしまう。



もう、お腹も空いてきたね。




 彼はそう言いながら、私の身体を、ダンスを踊るように、抱きしめながら左右に揺れている。

 私がふんわりした気持ちになりかけた時、彼が耳元で囁きかけた。



でも、食事の前に、お仕置きの準備をしようか・・・。


えっ・・・?



 彼は、クローゼットのキャリーケースの中から、あの、黒い袋を出した。


あっ・・・



 私の胸は鼓動を早くする。
 それが、怖がっているからなのか、興奮しているからなのか、自分でもわからない。

 でも、彼がその袋からあの赤い紐を出した時、私の乳首は確実にその硬さを増し、立ち上がった。



あぁん・・・



さあ、服を脱ぎなさい・・・


 私は、ワンピースを脱ぐ。

 その下は、元から何も着ていない。
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