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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第15章 変化
(ごめんなさい・・・あなた・・)
朝食の後、見送る夫の背中にむけて心の中で呟いていた。

それでも義父とのコーヒータイムに胸が騒いだ。
呼び出す前にブレスレットを腕につけた。

冷たい感触と金色の輝きが夫への罪悪感を消してくれるような気がした。
すかさず気づいてくれた義父の言葉が胸にしみ、心から感謝の言葉を投げたのだった。
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