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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第76章 恵の選択
今も二人に愛された余韻が身体中を包んでいる。
恵はこのまま二人の夫を愛し続けていこうと決心したのだ。
武を送り出して振りかえると、それを待っていたかのように階段を降りる足音がした。
恵は嬉しそうに白い歯をこぼすともう一人の夫の顔を見た。
(そう、うまくやってみせる。きっと・・・。)
そう心に誓う恵であった。
それが、「恵の選択」なのだから。
午前十時を過ぎたなら・・・(恵の選択) ―完―