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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第15章 変化
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(ホンマ・・・ええ、顔や・・・・)
啓介は切ない想いで恵を見つめていた。

長いまつ毛で覆われた瞳は潤みがちに光を散乱させている。
小さな口元は綻び、時折、白い歯を覗かせてくれる。
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