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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第19章 裏切り4
男も催眠術に掛かったように目を動かせないでいた。
二人の視線が絡み合う。

午前十時のコーヒータイム。
日を追う毎に、二人の間で口数が少なくなっていく。

それでも恵はこの時間がイヤでは無かった。
それを認める事にも抵抗がなくなっている恵であった。
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