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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第24章 背中
幸い父への苦情もこの頃聞かれない事だし、元々妻には余り強くは言えないのだから。
そう決めると安心したのか、軽いイビキをかき始める武であった。
背中から夫の寝息が聞こえ始めると、恵はため息をついた。
昨日、義父に慰められて一応は納得をしたつもりであったが、やはり心の傷は大きく許す事が出来なかった。
いつか雑誌で見た風俗嬢の顔が頭に浮かぶ。
今のその手の娘達はアイドルのように若く、可愛い顔立ちをしている。