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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第4章 二人きりのコーヒータイム2
ただ、女系家族で育ったらしく、啓介のような古いタイプの亭主関白が嫌いなようであった。
それでも残りの一生を共に過すとすれば、少々気が強くても他のうわべだけは優しくて自分の財産を狙っているような兄嫁達よりも数段マシに思えるのである。
恵には裏表が無いように感じられた。
幾多の事業を成功させた啓介には人の本質を見抜く力があるのだ。
武にしてもオットリした性格ではあるが優しく恵を大事にしているのを的確に読み取っていた。
それならば仲良くして嫌われないように振舞えばいいではないかと思うのだが、そうはいかないのである。
それでも残りの一生を共に過すとすれば、少々気が強くても他のうわべだけは優しくて自分の財産を狙っているような兄嫁達よりも数段マシに思えるのである。
恵には裏表が無いように感じられた。
幾多の事業を成功させた啓介には人の本質を見抜く力があるのだ。
武にしてもオットリした性格ではあるが優しく恵を大事にしているのを的確に読み取っていた。
それならば仲良くして嫌われないように振舞えばいいではないかと思うのだが、そうはいかないのである。