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レスさんとシンママちゃん【完結】
第10章 レスさんのカラダ



どうやら今日はここまでらしい



ボクはティッシュを何枚か取ってアキさんのパンツの中を拭いてあげる



アキさんは拒んでいたけど、いいからいいからと言ってボクが拭いてあげた




腕も解放してあげてふたりとも半裸のまま寝そべって抱き合っていた



腕の中で目をつむるアキさんが愛おしい




反面、

もっとめちゃくちゃに感じさせたいと思う気持ちもあった



それに、




キスしたくて、キスしたくて、たまらなかった




アキさんは守っている




キスは心を奪った証だ


セックスは身体を奪った証だ




でもアキさんは刺激こそ求めているけど、


心も身体も彼氏さんのために守っている





ボクもそのアキさんの気持ちを尊重する



奪ってみたい欲望はもちろんあるけど、



それは無責任な行為だった……



車の中で触れ合うアキさんの肌


星明かりに浮かぶしなやかなカラダ






アキさん!

本当はそのカラダを欲しいんだよ!


とは言えなかった





出張が終わったら、すぐ会いに行くよ


と告げるとアキさんは笑って


次に会う日は替えの下着を用意しておくね、と笑った




帰りの車の中、


アキさんはありがとう、と言った




何に対してなのか、聞かなかったけど




ぼくもありがとうアキさん、と答えた







そしてボクは長い出張に出た

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