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レスさんとシンママちゃん
第19章 最終章  夫婦ごっこ

お腹もふくれてボクたちは並べられた布団の上でゴロゴロしていた


テレビをつけたものの、グルメ番組やクイズ番組ばかりで興味をもちそうなものはやってない


あまりに騒がしい番組だったのでとうとうテレビを消してしまいました


テレビを消すと途端にふたりだけの世界に……


隣で寝そべってるアキの息づかいまで聞こえてきそう


もしかしたらボクの心臓の音もアキにまで届いているかもしれない


先に話しかけてきたのはアキのほうからでした


「食べたねぇ」


浴衣のお腹あたりを撫でている


「どうして旅館の料理って苦しくなるまで美味しいんだろう」


ボクも言葉を返すとアキがボクのお腹をさすってくれました


「ヤバいねぇ、ジロウ!このお腹は!」


「アキだって膨れてるじゃないか!?」


ボクも強引にアキのお腹をさすってやると、きゃあきゃあと嬌声をあげて逃げようとする


ボクらは笑いながら互いの手から逃げようと布団の上をゴロゴロと転がる


ふいに手の勢いが強すぎてアキの胸に触れてしまった


「あ!」


「あ!」



ボクらはピタリと動きを止めてしまう


ちょっと胸が当たっただけなんだけど、まるで中学生のような戸惑いを隠せなかった


アラサーのふたりは今夜どこまで近づければいいのか、まだ手探りのように思える


でもアキは落ち着いて手を伸ばしてきました


アキの胸の近くにかぶせたボクの手の甲に重ねるように




拒んでるんじゃない



合意しているよ、という合図のように思えたのはオトコの勝手な理屈なのだろうか?



ここで手を引っ込めることは出来ない


今夜ボクらは夫婦なのだから



少しの間じっとしていたボクはようやく身体を起こしてアキの顔に近づき、初めて唇を重ねたのでした



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