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レスさんとシンママちゃん
第19章 最終章  夫婦ごっこ

並べられた2つの布団


それを見てアキは照れ笑いしていた

「夫婦ってことになってるから当たり前なんだけど、改めて並べられると照れちゃうわね」


ボクはこの“夫婦ごっこ”がどこまでお遊びでやっているのか、だんだんわからなくなってきました


絶景の景勝地ではもう少しで唇を重ねてしまいそうになってましたがすんでのところでストップしてしまいましたし、まだ“楽しいお遊び”と言われたら引き返せるところにいると思うのです


もし今夜、唇を重ねたら……、

もし今夜、この布団の上で身体を重ねてしまったら、

それは“夫婦ごっこ”なのでしょうか



なかなか積極的になれないボクをもてあそんでいるのかアキは……、いやアキさんはニヤニヤしながらボクの反応を楽しんでいるように見えました


「ホントに夫婦旅行に来たみたいだねぇ」


「そ、そうだね……」


「ねぇ? わかってるの? わたしたち今日は夫婦なんだよ」


アキはボクの腕にしがみついてきました

華奢な細身の身体が浴衣1枚越しに伝わってきます


「な、なにが……?」


ボクはどこまで“ごっこ”をすればいいのか、

それともあくまで“ごっこ”なんだから“本気”にしちゃあダメなんだよ、と忠告されているような気にもなります


「……だからさぁ……、わたしジロウの奥さんになったんだよ……、もうそのつもりなんだからね……
 アンタも覚悟を決めなさい」


アキはボクに抱きついたまま顔を伏せて、表情を悟られないように隠してしまいました


「ほ、本当に……それでいいの?アキ…さん…」


「……ほら、まだ遠慮してるじゃん!呼び方も!」


「あ!」


するとアキはボクの方に顔を上げて、ボクの鼻をつまんできました


「わたしはとっくにそのつもりなのッ!!」


アキは明るく言いました


「そのつもりって?」
ボクは答えをアキに言わせようとしました
そのほうがどこまでするのか、ハッキリするてしょうから


もちろん、アキの答え通りに対応するつもりです

アキが本当に今夜、夫婦に結ばれる事を望んでいるのか
それとも喧嘩中の彼氏さんとの気分転換で“夫婦ごっこ”を楽しんでいるだけなのか


「イジワルね、ジロウは!」


アキは呆れたような顔をしてました

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