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レスさんとシンママちゃん【完結】
第20章 エピローグ
ちょこっとだけ、続き
新しい土地に住み着いてもう2年
ある日、ケータイを覗きながらゲームをしていると突然着信が入りました
メール派のボクのケータイに着電なんて珍しい
相手は………
なんと、久しぶりの名前が……
アキさんでした!
慌てて通話のボタンを押します
「もしもし、アキさん???」
でも電話の向こう側からアキさんの声はありません
「んん???」
すると
「あー! あー!」
と赤ちゃんの声とガサガサと大きなノイズの音だけが聞こえてきます
「おーい!」と呼んでも何の返事もありません
相変わらずガサガサ音と赤ちゃんらしき声
仕方なく電話を切りました
とりあえずメールだけしておきましょう
「お久しぶりです、電話の着信があったので驚きました、お子さんのイタズラかな?」
とだけメールしておきます
1時間後
アキさんから返信がありました
「ごめんごめん!言われて確認したら、子どもが勝手にケータイ触って電話かけちゃってたみたい
久しぶりね、元気でやってる?」
子どもが居てるってことは彼氏さんとようやく結ばれたのでしょうか?
なんにせよ家庭があるということは幸せそうです
よかった
簡単なやりとりをして、アキさんとはそれっきりです
【ホントに、おしまい】