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第15章 離れる心

本を借り終えて廊下を歩きながら外を眺めていると、校舎から吏生がスマホを弄りながら出てくるのが見えた。


もう用事終わったのかな？


一緒に帰れるかもと思ってスマホを取って吏生に電話しようと思っていた。


さすがに叫ぶ訳にはいかないし。




吏生を眺めながら電話しようとしたその時だった。








吏生の歩く先から女の人が飛び出してきて……













「え……………？」











吏生の首に抱き着いてそのまま………














キスしてた…………