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特別棟の獣
第15章 離れる心

何アレ………



気づけば私はスマホをバッグに戻して窓から離れるように後ずさりしていた。


「百合?」


そんな私を見ていた來は不思議そうにして窓の外を見た。



「あの女………」と來が呟いた頃には私は早足で階段を駆け下りていた。



涙が出そうになるのをグッと堪えて、吏生にばったり会わないように遠回りをしながら大学を出た。


「おい!百合待てよ!」


「着いてこないで…」


「誤解だろ?どう見たってあれは女が──」


「聞きたくないっ…」



何も聞きたくない……


理由はどうであれ、吏生は私以外の人とキスしてた。


やっぱり私も遊ばれてたの…?


だってあの人は吏生のお父さんの会社にも来てたし、私に吏生を返してって言ってきた人。


もしかしたらあの二人はなにかあるのかな…



なんだか頭も割れるように痛いし、早くマンションに帰ろう…
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