この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater1.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
木の実を集めて君にあげる
第4章 瑞樹ちゃんとのキス
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
映画館に着いたシートを確認すると、
一番後ろの列だった。
「飲み物買ってくるね?
ほら、悠介、付き合えよ?」と言われて、
2人で売店に向かった。
「ごめん。
時差ボケで眠いから、
映画館で寝れるかなって思ったけど、
それ以上に、紘子ちゃん、タイプでさ。
落とすことにしたから。
お前は、瑞樹ちゃんだろ?
頑張れ」と言って、僕に何かを握らせる。
見たら、コンドームだった。
戻ると紘子ちゃんが、
「あっ!
瑞樹ちゃん、奥に移動して?
ほら!
隣、安西くんね?
でもって、高橋くん座って?
私、端が良いから!」と言う。
暗くなって映画が始まる。
瑞樹ちゃんは真剣な顔でスクリーンを観てて、
時々キラリと光る顔が可愛過ぎた。
キスシーンとかになると、
恥ずかしそうに俯くのも可愛いくて、
そっと手を握ってしまうと、
瑞樹ちゃんはぎこちなく笑って、
僕の手をそっと外した。
ラブシーンが段々濃厚になってきて、
思わず僕はゴクリの唾を呑み込む。
その音が聴こえてなかったなと、
瑞樹ちゃんの方を観ると恥ずかしそうに下を向いている。
可憐過ぎる。
んっ?
高橋が俺に背中を向けるようにして身体を動かすから、
そっちを見て、
ポップコーンの箱を落としそうになる。
高橋と紘子ちゃんがキスしてるんだけど、
なんていうか、もう、エラくエロいキスをしていて、
瑞樹ちゃんから見えないか、
心配になってしまって、
僕は瑞樹ちゃんの方を向いて、
高橋たちが見えないような角度で座り直して、
また、そっと手を握った。
高橋のヤツ。
紘子ちゃんのスカートは捲れ上がって、
明らかに高橋の手が下着の中に入ってたよ。
僕が不自然な格好で自分を見るから、
瑞樹ちゃんは少しビックリした顔で僕を見た。
その後、
「えっ?」と小さい声を上げて震えた。
多分、僕の向こうの2人が見えちゃったんだな。
「手だけ、握らせて?
お願い。
それ以上はしないから」と言うと、
瑞樹ちゃんは少し頷いてくれたから、
僕は調子に乗って、
指を絡ませるように手を繋いだ。
少し冷たくて小さい手が、
ゆっくり僕の手の平で温まっていく感じがした。
髪の香りをゆっくり吸い込む。
うん。
この前、選んだヤツと同じだと思った。
一番後ろの列だった。
「飲み物買ってくるね?
ほら、悠介、付き合えよ?」と言われて、
2人で売店に向かった。
「ごめん。
時差ボケで眠いから、
映画館で寝れるかなって思ったけど、
それ以上に、紘子ちゃん、タイプでさ。
落とすことにしたから。
お前は、瑞樹ちゃんだろ?
頑張れ」と言って、僕に何かを握らせる。
見たら、コンドームだった。
戻ると紘子ちゃんが、
「あっ!
瑞樹ちゃん、奥に移動して?
ほら!
隣、安西くんね?
でもって、高橋くん座って?
私、端が良いから!」と言う。
暗くなって映画が始まる。
瑞樹ちゃんは真剣な顔でスクリーンを観てて、
時々キラリと光る顔が可愛過ぎた。
キスシーンとかになると、
恥ずかしそうに俯くのも可愛いくて、
そっと手を握ってしまうと、
瑞樹ちゃんはぎこちなく笑って、
僕の手をそっと外した。
ラブシーンが段々濃厚になってきて、
思わず僕はゴクリの唾を呑み込む。
その音が聴こえてなかったなと、
瑞樹ちゃんの方を観ると恥ずかしそうに下を向いている。
可憐過ぎる。
んっ?
高橋が俺に背中を向けるようにして身体を動かすから、
そっちを見て、
ポップコーンの箱を落としそうになる。
高橋と紘子ちゃんがキスしてるんだけど、
なんていうか、もう、エラくエロいキスをしていて、
瑞樹ちゃんから見えないか、
心配になってしまって、
僕は瑞樹ちゃんの方を向いて、
高橋たちが見えないような角度で座り直して、
また、そっと手を握った。
高橋のヤツ。
紘子ちゃんのスカートは捲れ上がって、
明らかに高橋の手が下着の中に入ってたよ。
僕が不自然な格好で自分を見るから、
瑞樹ちゃんは少しビックリした顔で僕を見た。
その後、
「えっ?」と小さい声を上げて震えた。
多分、僕の向こうの2人が見えちゃったんだな。
「手だけ、握らせて?
お願い。
それ以上はしないから」と言うと、
瑞樹ちゃんは少し頷いてくれたから、
僕は調子に乗って、
指を絡ませるように手を繋いだ。
少し冷たくて小さい手が、
ゆっくり僕の手の平で温まっていく感じがした。
髪の香りをゆっくり吸い込む。
うん。
この前、選んだヤツと同じだと思った。
![](/image/skin/separater1.gif)
![](/image/skin/separater1.gif)