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木の実を集めて君にあげる
第11章 初めての夜
とにかく平常心だ。
なんなら、日本国憲法を最初から唱えてみるか?

そんなことを考えながら、
ソファに座ってミネラルウォーターを飲んでいたら、
瑞樹ちゃんが純白のお姫様みたいな格好で出てくるから、
思わず口元から水を垂らしたマヌケ顔をしてしまった。


「えっ?
可笑しい?」と恥ずかしそうにはにかむ瑞樹ちゃんに、

「ロミオとジュリエットみたいだなって思って…」と言って、
跪いてから手の甲にキスをして立ち上がって抱き締めてキスをした。

そして、フワリと抱き上げてベッドに運んだ。


明るくて恥ずかしいと瑞樹ちゃんが言う。

「でも暗いと瑞樹ちゃん、見えないからな」と言って、
サイドテーブルの灯りだけ少し暗めに残して、
他の灯りは消してみた。


瑞樹ちゃんの上に乗って、
体重が掛からないように気をつけながら顔中にキスをする。

そして、耳や首筋にもキスをしながら、
「瑞樹ちゃん、愛してる。
ずっと大切にする。
約束するよ」と言って、
ノーブラの胸元にもキスをしながら、
困ってしまう。


「これ、どうやって脱がせるの?」って訊くと、
瑞樹ちゃんは楽しそうに笑った。


「ゆったりしてるから、
下に向かって脱がせられるかな?
バンザイして上からでも…」と言うけど、
「可愛いから、脱がせるのも勿体無いし、
なんか切れちゃいそうで…」と言って、
そのまま胸元を開けるようにして、胸をゆっくり舐めてみた。


「悠介さん、脱いで?」と、
瑞樹ちゃんがバスローブの紐を外そうとする。

既に大きくなったモノが、バスローブの間から見えちゃいそうで、
こっちが恥ずかしくなる。


もう、すっかり元気になってて、
お臍につきそうなくらいになっているのが自分でも判った。


恥ずかしさを隠すように、
ちょっと饒舌になる。

「瑞樹ちゃんのおっぱい、
ずっと舐めていたい。
白くて柔らかくて気持ち良い。
あのさ、キスマークつけたい。
外から見えないトコなら良い?」と言って、
胸の内側の少し下を強めに吸ってみると、
真っ白い肌に紅い花弁がつく。


「ほら、ついたよ?
もう一つ…」と、
今度は反対側の胸に紅い花弁を散らすと、
「なんか、オトコって馬鹿だよね?
こうやってマーキングして自分のモノだって印つけないと、
自信ないし、
独占欲の塊だよ」と言いながら自分で笑ってしまった。
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