この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
木の実を集めて君にあげる
第11章 初めての夜
バスタブに入って瑞樹ちゃんに寄り掛かって貰って
ふんわり腕を回して抱き締める。

簡単に纏めた髪の後毛が、首筋に掛かっていて、
妙に色っぽくて、クラクラしてしまう。


「あのさ。
白状すると、初めてなんだよね?」とのんびりした声でわざと言ってみると、

「えっ?」って瑞樹ちゃんが振り返ろうとした。


「恥ずかしいから、
こっち見ないで?」と言って、
耳にキスをしてみた。


「前にラブホテルに立ち寄った時、
初めてじゃないって…」

「ああ…。
見栄を張ったんだ。
カッコ悪いじゃん。
大学生にもなって童貞って。
モテないヤツって感じでしょ?」

「そんなこと、ないのに…」

「言ったでしょ?
幼稚園の時から、
ずっと瑞樹ちゃん好きだったから、
違う女の子とかと付き合うのもなんか、ダメだった」と言うと、
瑞樹ちゃんは、宇田川亮平のことを気にしたような顔を見せた。



「別に瑞樹ちゃんが他の誰かに抱かれてたとしても、
僕は気にならないって言ったら嘘になるけど、
いつか、僕だけの瑞樹ちゃんになってくれるなら、
それだけで良いって、ずっと思ってた。
でも、ごめん。
何度も何度も妄想はしてたよ?
無理矢理、キスとかもしちゃったけどさ。
キスしたり、もっと色々なことすること、
シュミレーションしてたのに、
さっきは無駄に暴発しちゃったからな。
もう一回、最初からやり直させてね?」と少し真剣な声で言ってみた。


ホント、さっきの暴発は、
無駄打ちっていうか、
カッコ悪過ぎて、
きっと死ぬまで忘れられないくらい、恥ずかしかった。
/110ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ