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not erotic love stories
第25章 イヤな奴:雨宿り(第三話)薄くなった男
※※※※※※※※※※※※※※※

「高橋君、チョット・・・。」

課長の声に、男は吸っていたタバコを灰皿に揉み消して立ち上がった。

席の前まで来ると、口の端に皮肉っぽい笑いを込めて見上げる顔があった。
男がこの世で一番嫌いな顔であった。

「何だね、この見積書は・・?こんな値段じゃあ赤字じゃないか。」
額が汗で光っている。

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