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not erotic love stories
第25章 イヤな奴:雨宿り(第三話)薄くなった男
三十を過ぎると益々臆病になっていた。

今朝も課長に押しつけられた物件の見積書を計算している。
赤字確実なのだが、何とか将来的に黒字になるように契約金額をシュミレーション設定をするのだ。

どうしてもうまくいかない計算にため息をついていると、目の前にコトリとコーヒーの入ったカップが置かれた。
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