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マッスルとマシュマロ
第28章 初めての口づけ


 下唇と下唇が時折擦り合い、お互いに口内から突き出した舌を絡めるのは、まるで性器を擦り合わせているかのようで、華はすっかり欲情して無意識に腿をもじもじとしてしまう。




 宏樹はそんないやらしいキスをしながら、華のワンピースの前ボタンを一つずつ外していく。

 宏樹はボタンを臍のあたりまで外すと、それをするすると脱がせた。




 そして、下着姿になった華を見る。



 濃紺の下着に、白い胸の谷間がタプンと、載っている。


 華は恥ずかしそうに腹の辺りを手で押さえながら、宏樹を見つめていた。



 宏樹の目の中の欲情が、嬉しかった。



あの人の目が、私を求めて、濡れたように光っているわ・・・。



 華は、宏樹でなく、その向こうに夫を見ながらその身をくねらせていた。



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