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マッスルとマシュマロ
第42章 淫らに乱れる
並んでいた人混みが電車に向かって乗り込む中を、宏樹は華の腰を抱えながら、縫って歩き、壁際のベンチに座らせた。
華は、まだ、少し荒い息をしながら、宏樹の肩にもたれかかっている。
人から見れば、おそらく、華の具合が悪いのを介抱しているように見えるだろう。
宏樹は、自分の屹立した陰茎が見えないように、スポーツバッグを抱えるように持ち、華の腰を抱いているので、華が宏樹の肩に頭を乗せると、華の乳房が宏樹にむぎゅっと押し付けられる。
ブラはホックを外されたままずれ上がり、ニットの中で乳房が剥き出しの状態で、宏樹はスポーツウェア越しにその柔らかさを感じている。
「華さん・・・大丈夫・・・?」
華は、宏樹の指で、身体中が痺れたような果てを見た。体に力も入らない。
なのに、まだ、宏樹の肩先から、その微かに立ち上る雄の匂いを感じ、また身体の奥が熱くなるのを感じていた。
ああ・・・あれが欲しい・・・身体の奥に・・・あれが・・・
華は顔を上げて、宏樹を見た。
一度果てを見た華の顔は、淫靡なメスの顔だった。
そして、華は、スポーツバッグの下の宏樹の陰茎に手を伸ばし、それをまた撫でさすりながら、無意識に自分の股をモジモジとさせて、掠れる声で言う。
「だめ・・・大丈夫じゃないの・・・これが、欲しくて・・・だめなの・・・」
宏樹の腰の奥に痺れのような感覚が広がり、陰茎がまた立ち上がるのを自分でも感じていた。
頭の奥が白く霞むようで、宏樹はもう一度華を抱き抱えるようにたちあがる。
今すぐ、この人に、僕のものを入れ込みたい・・・。
宏樹は駅を出る。
どこか・・・この人のあの場所に・・・俺のものを入れ込める場所・・・
駅のガード下の公園の脇にトイレが見える。
その周りには、平日の朝には人影はなかった。
宏樹は慌てるように多目的トイレを開け、そこに華を連れ込むと、鍵をかけた。
華と一瞬目が合う。
二人とも、その瞳の中は欲望で溢れていた。
華がすがりつき、宏樹はその腰をしっかりと抱きながら、口を強く吸う。
その間も華は、宏樹の陰茎を撫でさすり、とうとう、スポーツウェアのゴムの中に手を入れ、直接その高まりに手を入れた。