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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第4章 白い記憶(呪われた王宮)
蛇達が去ったドレスから、ルナの幼い膨らみが見えた。
そして二つの塊がクッキリと姿を現し、シルクの布を押し上げている。

ルナは思わず叫んだ。
「いやっ、いやぁっ・・行かないでっ」

小さな手を開き、指を切なげに折り曲げて、去っていく蛇の後姿に絡ませる。
ネットリとした感触が指に伝わる。

「どうして欲しい・・・?」
耳元に残った大蛇が満足そうな声を出す。

直ぐに無数の蛇が帰ってきて、ルナの身体に巻き付いていく。
その官能に自分から包まれていったルナは、安心したような表情で答えた。
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