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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第4章 白い記憶(呪われた王宮)
(これが、大人になるという事なのかしら?)
ルナはベッドの中で、漠然とした思いに浸っていた。

戸惑いと不安。
思春期にまとわりつく、一種の儀式なのだろうか。

今まで感じた事のない胸の高鳴りを、覚えるようになった。

父や母にも言えない。
そんな切ない思いが心を締め付ける。

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